投稿者のサラリーマンさんへ前サラリーマン社長よりのご返事です。:
今回はご質問ありがとうございました。
まず第一に知的な,あるいは学習障害のある子供さんたちをできるだけ普通の学級に入れて勉強させるという考え方は素晴らしいと思いますし,そういった前向きの取り組みには行政としても応援していかないといけないと思います。別の特殊な環境を作ってその中で教育するということは基本的に正しいことだとは思いません。
同じように,教育再生会議でいじめっ子を学校に来させないと決めた事は正しいこととは思えません。いじめっ子にも習うチャンスを失わせてしまいますし,いじめられた子も無菌の環境の中では習えません。会社に入ると途端に私みたいにうるさい上司がうようよしているのですから,自分で切り拓いていく,一種の野性味を習ってもらう事が重要なのです。勿論,そういった,色々な子が混じり合った中で教えていかなければいけない,先生の立場は大変でしょうし,実力を問われることになりますから,大いに応援してあげないといけないことは言うまでもありません。
さて,それではそういったお子さんが一緒に勉強しているクラスの学力テストの結果をどうするかというと,公表する際には,除外していくのが妥当だと思います。ご両親に前もってそうする事に,ご理解を得ておくことも必要になるかとも思いますが,コメントの中にありますように教育委員会や知事から何を言われるかわからないなどということは組織が死んでしまっていることの典型的な例だと思います。これはビジネスでも全く同じことでして,昔から言われている“血の通った組織”とはそういったことに適宜対応していける事を意味するものです。
今回の大阪府の発表にありましたように,あくまで学力テストの数字は数字として発表して競争を促し,やる気のある先生が報われる形に落とし込んでいく事が重要です。変革を始めると今まで隠れていた問題が顕在化して来ますので,それ一つ一つに適切に対応していかないといけません。往々にしてそういった問題が顕在化したときに改革そのものが立ち往生してしまうものなのです。それでは元も子もなくなってしまいます。うまく立ち上がるまで続けることが重要なのです。
公立学校の教員のご友人にくれぐれもよろしくお伝えください。


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