おかしな話です。
原油とか穀物ほど生活に密着して入るものが、これほどまでに投機の対象になり価格が大きく変動する事がおかしいと思うのです。生活に密着した食料・石油などの限度を超えた価格変動を引き起こす資本の暴力に対し、何の管理もなされないというのは不思議に思います。穀物の価格が上がったのは石油の代替燃料を製造するためだと聞いておりましたが本当にそうだったのでしょうか?むしろそれは一部の理由であって、大部分の理由は投機であったと言うのは明白だと思います。原油の価格が70ドルを割ったのも同じ理由のはずです。
日本は金融工学の分野で遅れていたので、今回は運良くサブプライムの荒波に飲み込まれないですんだが、日本はこれを機会にその遅れを取り戻すべきだという記事を先日読みました。10年近く前の話になりますが、日本でイタリアの銀行の代表をしていた友人がニューヨークに転勤になる際、日本に何年間か駐在していたので知識面でニューヨークの仕事についていけるかわからないと出発前に大変心配していたのを思い出しました。これはなんとも情けない話でして、この分野でも十分、世界で対等に戦っていける実力が備わるべきなのですが、今回のサブプライムの例を見て、日本が金融工学の分野で世界に追いついたと仮定して、ちゃんと前もって十分な防護策が打てるかと言うと無理な感じを持つのは私だけではないと思います。冷静な立場にあって、今回の金融危機にあたり、あれだけすばやく動いたヨーロッパの国々でさえ荒波に完全に飲み込まれてしまったのですから。日本の将来をこういった時にも憂いてしまうのです。


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